愛媛大学教育学部の外観

事業概要

About

愛媛大学は、令和2年度より、文部科学省から事業受託し、「幼児教育の教育課題に対応した指導方法等充実調査研究事業」に取り組んでおります。
「障害者の権利に関する条約」への批准、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」の施行に伴い、我が国においても、障害のある幼児児童生徒が、将来の自立と社会参加に向けた学びの充実を図るための合理的配慮を、教育現場において円滑に提供することが求められています。

一方で、幼稚園や認定子ども園等、幼児教育・保育現場においては、障害がある幼児に対して適切な支援・指導、及び合理的配慮の提供が行われているとは言いがたい状況が散見されます。

これらの背景から、幼児教育・保育現場において特別な配慮を必要とする幼児への指導を充実させるためには、教職員が発達に関する知識・技能を有することが重要であると考えるに至りました。そして、講話・演習だけではなく、学んだことを自らの教育実践に活用することができる、理論と実践を往還する研修プログラムが必要です。

以上のことから、講義形式だけの研修ではなく、演習(疑似体験)や教育実践の省察を含めた「理論と実践を往還する研修プログラム」を開発するが必要であると考えるに至りました。 開発した研修プログラムが、多くの子供たちの将来のためとなることを祈っております。

愛媛大学教育学部 教授
苅田 知則

新着情報

What’s new