カーリーラボ(苅田研究室) 愛媛大学 教育学部 特別支援教育講座

現場でのICT活用例

  • 魔法のプロジェクトチャンネル: YouTube
    東京大学先端科学技術研究センターと(株)ソフトバンクの協働授業である,魔法プロジェクトの実践を紹介する「魔法のプロジェクトチャンネル(YouTube)」です。
  • 沖縄県立泡瀬特別支援学校
    脳性麻痺の生徒を対象にし、iPadアプリや性能を生かした授業(タイピングをノートの代用、教科書代わりにi文庫の書物を利用)により飛ばし読みや誤字脱字といった弱点が改善され、読み書きに漢字を用いる割合が激増した。
    使用アプリ…i文庫HD、Keynote
  • 安来市立赤江小学校
    人に伝えることが苦手な児童が、自身の得意な科目を低学年の児童に教える側に立つという取り組みが行われた。相手を意識した言動や、場に応じた言動ができていた。「教える」立場を経験したことで、児童自身の「学び方」にも変化が見られ、発信・受信の両方の幅が広がったとされる。なお、iPadは低学年児童に出題するための問題を作成する際に使われた。
    使用アプリ…KeshiKeshi、i暗記
  • 神奈川県立相模原養護学校
    対象児童は、発語がなく、様々な活動に意欲的だが、気持ちの向きにばらつきがある一面がある。 絵カードを用いたアプリにより、様々な要求を伝えることができるようになり、本人にとってiPadはコミュニケーションツールの一つになると考えられる。
    使用アプリ…絵カード・コミュニケーション、Pic Collage、Drop Talk
  • 滋賀県立野洲養護学校
    対象児童は、自閉症と知的障害がある小学1年生で、不安感が強く、自分の力を発揮できない面がある。絵や写真での理解が主とされる。 写真やカメラアプリで表現力を身につけ、絵や文字を書くという指先に適度な力を入れる、といったことも理解された。これをきっかけに自分で鉛筆を持って書くようになり、友達関係にもよい変化が現れたりもした。
    使用アプリ…空想どうぶつえん、なぞるーと、モジルート、にほんごであそぼ、写真、カメラ、iBooks、Drops
  • 大分県立宇佐支援学校
    対象生徒は知的障害、聴覚障害、自閉症を合わせ有している。 作業の手順を教えるために手順をカメラ撮影して提示して見せたり、交通安全についての学習では学校の周囲でiPad(交通安全教材アプリ)を用い、実際により近い状態での学習を行ったりと、「いつでも、どこでも」使えるというiPadならではの便利さを生かした教育を行うことができた。
    使用アプリ…カメラ、Keynote
  • 東京都立北特別支援学校
    対象児童は脳症を持ち、好きな遊びも受け身のもの(抱っこなど)がほとんどで、主体的な活動を苦手としている。iPadに初めて触れた時に、徐々に自ら夢中になって取り組む様子が見られた。これを続けることにより、心拍や手の使い方、褒められた際に笑う場面が出たりと、児童にとって良い変化が現れてきた。
    使用アプリ…Magic Zither、Pocket Pond
  • 長野県立稲荷山養護学校
    高等部のあるクラスは生徒一人一人が自分専用のiPadを持ち、学習ツールとして役立てている。ある生徒(Mさん)は、ペンを持って字を書くことを苦手としており、パソコンのキーボードで入力していたが、iPadがそれの代用として使っていくうちにMさんは「パソコンより使いやすい」と思うようになった。
    使用アプリ…Talking Aid for iPad、ドロップトーク、にほんご_ひらがな、VoiceDream、DropBox
  • 山口県立山口総合支援学校
    対象生徒は脳性麻痺と知的障害を併せ持っており、発語がない。視線や上肢の動きで意思表示ができるが伝わりにくいが、スライドスイッチによる選択表現ができる。コミュニケーションの意欲を高めることを目的とし、iPadアプリを挨拶や終わりの会、また、自分の好きな物を選択する時(意思表示)に使っていた。これにより、iPadはコミュニケーションや多くの経験を積むことを可能にし、そこから意欲を引き出すことのできる支援機器となった。また、できiPadやiPadタッチャーといった機器で環境を整えた上で行われていた。
    使用アプリ…Drop Talk、SoundingBoard
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